徒然日記

サリン事件

オウム真理教の麻原彰晃をはじめとする死刑囚7人の死刑を執行したというニュースを見ました。オウム真理教が起こしたサリン事件やそのほか数々の犯罪は決して許されるものではありません。死刑にされて当然と私も思いますし、どちらかというと死刑囚になったのにまだ死刑が執行されていなかったんだ、というのが素直な感想です。

やっぱりオウム真理教と言えば一番私の中で印象的なのは地下鉄サリン事件です。あのサリン事件が起きた当時、私は事件の現場となっている東京にはいなかったので現場の様子などはわかりませんが、ああいった無差別なテロ事件は非常に怖いと思います。全く関係のない罪もない人々の命が一瞬にして消されてしまうというのは、あまりにもむごいことです。

すべての宗教を否定するつもりはありませんが、あのオウム真理教のサリン事件を見てからというもの、宗教というもの自体がなんだか怖いものに思えてしまいます。おそらく、私と同じような感覚の方は少なくないはずです。宗教は本来、救いを求めるもののはずですが、オウム真理教のような集団になってしまうと何が起こるかわかりません。

でも一方で、宗教というすがるものがあったために、苦しい状況から抜け出せたという方がいるのも事実です。私は個人的には無宗教です。なぜなら、こちらから信じて拝まないと助けてくれないような神様がいるとは信じられないからです。いろいろな見解があると思いますが、本当に神様という存在があるのなら、この世の中で起こっている理不尽な事件、残虐な事件は起きないはずではないか、と私は思うんです。見方によってはその事件の被害者は実は前世で悪い行いをしてきたからだとかあるかもしれませんが、そもそも前世の事なんて記憶ないしわからないしと私は思います。

まあ、私の個人的な宗教観はともかく、私とは違って何かの宗教を信仰している方は、仮に神様が存在していなかったとしても、信仰心を持つことで精神的に安らぎを得ることができたり、仲間とのつながりを持つことができたりして苦境を乗り越えることができます。ですから、私は無宗教ですが宗教を信仰することは決して無駄だとは思いませんし、そういった方々を批判するつもりも差別するつもりもありません。誰にでも心のよりどころは必要であり、その形は人それぞれ違います。そして何を選ぶかは自由です。音楽アーティストの熱狂的なファンも、ある意味宗教のようにそこに安らぎを求めているという点では同じかなとも思います。

参考サイト
生活百科「心の拠り所になる13のこと」
「仏教ウェブ入門講座」

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